INSTANT KARMA

We All Shine On

菊地成孔年譜(暫定)9(2020~2022)

活動の網羅は不可能であり主要なイベントのみに限る(それすら多々漏れあり)

 

2020年(令和2年)57歳

1月 NHKドラマ「ハムラアキラ」劇伴

1.18 ペペトルメントアスカラール 高崎 

2.5 菊地成孔の映画関税撤廃」(blueprint)

2.10 菊地成孔プレゼンツ モダンジャズ・ディスコティーク新宿
   菊地成孔,sayaka(DJ) ROMANTIC BABALU 新宿ピットイン

3.5 濱瀬ELF

3.16 菊地成孔プレゼンツ/私立ペンギン音楽大学DJ PARTY vol.2 青山ZERO

4.3 NHKラジオ 高橋源一郎飛ぶ教室」ゲスト(番組テーマ曲作曲)

   東京都知事について発言した内容の一部がアーカイブから削除される

戒厳令下の新宿」撮影  コロナ緊急事態宣言下の新宿を歩く

STAY HOME!なるほどそしたらオレのホームは新宿の街全体だ。アウェイにまでは行かないが、STAY HOMEさせてもらうぜ。と、戒厳令下のホームをくまなく歩くだけの定点観察ドキュメンタリー。無音声。そして音楽は菊地成孔オリジナルとペンギン音楽大学クラスBM&Cのビートメーカー達のレアかつイルまくりのビート集。

5月 コロナ自粛期間でライブ予定が全部潰れたため「ビュロー菊地チャンネル」を大幅にリニューアル <還暦前のボディリメイク><ナルズキッチン ><DJ STAY ROOM><今週の一曲>など追加

6.25 ブルーノート東京 配信ライブも行う

7月 いとうせいこう主催の「アクトアゲインストコロナ」イベントに参加するも、いとうのコロナ観との違いを表明

8月 ネットで米津玄師に関する<分析>を行う(200字程度のコメントをロングインタビュー並みに膨らまされた記事)

9月 ペペトルメント・アスカラール ブルーノート東京

9.25 菊地成孔の粋な夜電波 シーズン13-16 ラストランと♂ティアラ通信篇」(草思社

10.1 ビュロー菊地チャンネルで<大恐慌へのラジオデイズ>開始

11月 菊地成孔クインテット JZ Brat

   菊地成孔(Sax)林正樹(P)宮嶋洋輔(G)小西佑果(B)秋元修(Ds)

  「岸辺露伴は動かない」劇伴納品

  「文學界」で山下洋輔と対談

11.18 ペペトルメント・アスカラール サントリーホール

12.10 JAZZ DOMMUNISTERS  ライブ渋谷7thフロア

12.11   FINAL SPANK HAPPY「SMOOTH ESCALATOR」(シングル)

youtu.be

12.14 精神科医名越康文とのトークイベント(晴れたら空に豆まいて

12.19 新宿ピットイン3デイズ  with 林正樹

12.24 新宿ピットイン3デイズ  with  山下洋輔

12.25 新宿ピットイン3デイズ  with  大友良英

 

2021年(令和3年)58歳

1月 「SWITCH」インタビュー

Twitter上で町山智弘から「トランプ支持者」とレッテルを貼られ、Twitter上でしばらく紛糾(一時的にアカウント取得し発言)

瀬川昌久蓮實重彦の対談集「アメリカから遠く離れて」書評

1.16 「次の東京オリンピックが来てしまう前に」(平凡社

1.23 「AA 五十年後のアルバート・アイラーに記事寄稿

1.26と1.28に予定されていたUAとのCure jazz in Blue Note Tokyo 2021がコロナで延期

2.22 DC/PRG解散声明

私が解散を決意したのは一昨年の20周年ツアー中で、昨年11月にはメンバーにその旨を伝え、全員から異議の有無を問う意思確認をしました。メンバーのほとんどに異議はなく、突然のことに継続を推進する者も若干名いましたが、速やかに全員合意に達しました。

・・・ここ数年は心ならずも、ライブのセットリストも固定化し、元老院(オリジナルメンバー)である坪口、大儀見、津上、を始め、最新のメンバーである秋元修、近藤佑太までも含め、伝統芸能化してきた事は否めません。そして、主幹たる私個人の力では、この状況は打破できない、我々は解散を以ってポリシーを貫くべきだと判断に至りました。

そして一方、我々の活動理念を古くからご存知の方々には「アメリカ合衆国の戦争反復が、主に国力の低下によって盤石ではなくなってきた事、あらゆる形のアルター・ウォーが21世紀、特に、20世紀のそれ(例えば南北合衆国の臍の緒であるメキシコに於いては、16、19世紀にも20年代は混乱状態にありましたが)と見紛うような、来るべき混乱の20年代に向けて、世界的にシフトチェンジを起こしている」と感じたから、と付け加えさせて頂きます。

3.19 ペペトルメントアスカラール Bunkamuraオーチャードホール

3.26 DC/PRG Hey Joe, We’re dismissed now 大阪バナナホール

4.2 DC/PRG 東京新木場スタジオコースト

菊地成孔 (Conductor, CDJ, Key)、ベース近藤佑太 ドラムス秋元修 キーボード坪口昌恭 小田朋美 パーカッション大義見元 ギター大村孝佳 サックス津上研太、高井汐人、安藤康平(メルロー) トランペット類家心平 ドラムス千住宗臣

4.6 「Re : ASCENSION」 ブルーノート東京 

ジャズ史上最高のカリスマ、そして名門インパルス・レコードを代表するアーティストであるサックス奏者のジョン・コルトレーン。1966年に発表されたアルバム『アセンション』は、黄金のカルテットにアヴァンギャルド・シーンの精鋭たちを迎えた総勢11名が壮絶な即興演奏を繰り広げた作品で、コルトレーンフリー・ジャズ宣言作として当時のシーンに大きな衝撃を与えた。その発売から55年目となる2021年、本田珠也を中心に梅津和時菊地成孔、スガダイローら、日本を代表する即興演奏家11名が集結。ブルーノート東京で無調と調性が絡みあう大曲「アセンション」を披露する。前代未聞、誰にも予想できない一夜限りのスリリングなパフォーマンスは必見必聴だ!

5.4 ドミューンで町山広美青山真治中原昌也トークイベント(「ビーチバム」について)※結果的に生前の青山真治監督の最後のトークイベントとなる

5.13 DC/PRG CD7枚組ボックスセット

 メンバー指人形フィギュア付属

6月 ペペトルメントアスカラール 浜松

7.10 菊地成孔/林正樹 新宿ピットイン

7.21 Dos Monos『Dos Siki 2nd Season』(”Mammoth vs. Dos Monos”をJAZZDOMMUNISTERSがリメイク)

7.24 クインテット (晴れたら空に豆まいて

7.29 長沼マネージャーコロナ陽性

8.5 イベント「無声映画にDJ」(晴れたら空に豆まいて

8.9 タケオ、大友良英とライブ

9.12 Cure jazz in Blue Note Tokyo 2021(1月に延期された公演)

9.14 Cure jazz in Blue Note Tokyo 2021(同上)

10月 オノセイゲンとの対談イベント

10.22 菊地、林、小西佑果トリオのライブ

11.7 東京ザヴィヌルバッハリユニオン

12月 「岸辺露伴は動かない」シーズン2劇伴

12.17 菊地成孔3DAYS 菊地成孔クインテット

12.24 菊地成孔3DAYS with山下洋輔

12.25 菊地成孔3DAYS   with大友良英

12.27 <新音楽制作工房>立ち上げ

少なくとも日本のポップスの世界では例がないと思いますが、ギルドで作品を作ることは古くから行われていて。つまりレオナルド・ダ・ヴィンチ葛飾北斎も一人で描いてるわけではない、ということです。・・・実際は、音楽を一人だけで作る場合は多くないんですよね。特にドラマや映画の劇伴など、まとまった仕事はチームで制作することがほとんだと思います。アメリカなどではアンダースコアラーという役割があって、作曲家が書いたメロディをアレンジするんですよ。報酬はいいけど名前は出ないのが一般的ですが、新音楽制作工房はそうではなく、ギルドとして機能させる。「これから菊地成孔のやる仕事は、すべて新音楽制作工房と共にある」ということですね。現在のメンバーは19名で、クレジットは「菊地成孔/新音楽制作工房」になります。本当に単独で作ったものだけが「菊地成孔」で、少しでもメンバーに関わってもらった場合は「菊地成孔/新音楽制作工房」として活動することになります。

12.30 瀬川昌久逝去

12.31 DJイベント(サバール持参)

 

2022年(令和4年)59歳

1.6 ペペトルメントアスカラール ブルーノート東京

1.7 ペペトルメントアスカラール ブルーノート東京

3.10 ラッパーQNとN/Kによるコラボアルバム「Q/N/K(仮題)」制作を公表

3.15 新バンド<ラディカルな意志のスタイルズ>結成を発表

菊地成孔(S/A/T  Saxophone & Percussion)、林正樹(piano)、松丸契(A Saxophone)、北田学(Bass clarinet)、Yuki Atori(Elec-bass)、秋元修(Drums)、相川瞳(Vibraphone & percussion)、有我俊介 / 作曲&マニュピュレーション、のちにダーリンsaeko(ロマンチック・ババルー代表)も加わる

5.23 新音楽制作工房 Show Case vol.1 day-1 青山Club Zero

5.30 新音楽制作工房 Show Case vol.1 day-2 青山Club Zero

6月 「BRUTUS山下達郎特集」に「ライバルとしての筒美京平論」執筆

6.4 ジャズ喫茶「いーぐる」トークイベント

6.12 チルドレンズワークショップ 足立区(with はたけやま祐)

6.13 DJ3時間プレイ 青山Club Zero

6.21 H ZETTRIOのライブにゲスト出演(ビルボード横浜)

youtu.be

6.28 菊地成孔トリオ(菊地成孔、林正樹、小西佑果)ブルーノート東京

7.1 前歯の手術(サックス演奏を1年間禁じられる)

7.12 「村上春樹プレゼンツ山下洋輔トリオ再乱入コンサート」のイベントで村上春樹トーク(のちラジオでオンエア)

7.22 「ラディカルな意志のスタイルズ」声明文

「ラディカルな意志のスタイルズ」は、米国の女性評論家、スーザン・ソンタグの代表的な著作の一つで、愛読書でもあるけれども、音楽とは一切関係ない(というか、音楽と書物が関係を結ぶことはできない。「楽譜集」という書物でさえ、音楽とは、偽りの関係しか持っていない)。長い間、翻訳書名が「ラディカルな意志のスタイル」だったのが、2018年から完全版となり、「スタイルズ」に改まったので、「これはバンド名みたいだから、いつかバンドを作ったら名前を借りようっと」と思っていた。その時が来たのだ。せっかく日本語の名前をつけたので、バンド名を他国語には翻訳しない。

・・・ここまでをまとめるとこうなる「今、音楽社会主義的な見地から、社会に必要だと思われる音響や律動、音色や空間の総合体は、電気を使わない金属的、痙攣的なもので、それを発する集団は男女比率が半分ずつを目標としており、聴衆は<反解釈>に集合することになる。<反解釈>が成功すれば、時間感覚は変容し、社会はより良くなるだろう」。要するに、愛も、性も使わない快楽。ということだ。とうとうここまで来たか。という思いである。

7.22 コロナ陽性判明

7.30 コロナ感染記を公表(8.22に改めて一般公開)

9.14 ラディカルな意志のスタイルズ「反解釈0」

9.19 クインテット 金沢

10.20 「DOMMUNE RADIOPEDIA」町山智浩の「MOVIE WATCH CONFERENCE」Vol.15
    Jean-Luc Godard 追悼プログラム「気狂いピエロ
    HOST:町山智浩 GUESTS:Ms.メラニー菊地成孔

10.25~26 大阪京都キャンペーン

11.2 ジャズドミューン ファラオサンダース追悼演奏

11.3 ペペ・トルメント・アスカラール川崎公演中に前歯が抜ける

11.5 高崎で「モンク・イン・ヨーロッパ」上映後セイゲン・オノトークイベント

11.6 クインテット 高崎公演

11.10 浅田彰ゴダール追悼ラジオ特番の対談(他に五所純子、村井邦彦とも対談)

11.15 タトゥーアーティスト・大島托とトークイベント(青山BC)

11.16 オーニソロジーアルバム「食卓」リリース 

11.18 ペペ・トルメント・アスカラール 大阪STUDIO PARTITA オールスタンディング

11.19 ペペ・トルメント・アスカラール 京都KBSホール オールシッティング

   <ジャン=リュック・ゴダールに捧げる>

11.26 「N/K(a.k.a 菊地成孔)からこの冬耳寄りなお話(QNとのコラボアルバムと、プレリリースパーティーについて)」をビュロー菊地公式YouTubeチャンネルにアップ

11.27 ラディカルな意志のスタイルズ「反解釈1」

11.27 Q/N/K「TOLD ME」のMV公開

youtu.be

12.14 Q/N/K album pre-realease PARTY (代官山ユニット)

12.16 菊地成孔3DAYS 菊地成孔クインテット 

12.21 ジャズドミュニスターズ

12.24 菊地成孔3DAYS with大友良英

12.25 菊地成孔3DAYS with山下洋輔

12.31 新宿ピットイン 菊地成孔~スガダイロー~本田珠也