INSTANT KARMA

We All Shine On

語録

そのうちいろんなサブカル雑誌で語り尽くされるのかもしれないが、現時点で出版物等で公にされた本人のコメントを適当に並べてみる。 何か興味深いことが浮かび上がってくるかもしれない。

〜 小学校の頃は友達が少なかった。本人いわくその理由は、小三の時に宗教家クリシュナムルティの本を読んだため。

「人間、死んでも大丈夫だよとかそんなことが書いてあるやつでー、それに影響されてすっごい上から目線で作文とか書いてたら友達いなくなっちゃった、ははは」

小学校5年生の時、突然、緑学級という特殊学級に入れられる。クラスには小学校1年生と2年生、それにみゆきの3人だけ。担任は梅酒を飲んで生徒にも勧めた。

「そのクラスでもしゃべってくれる人がいなくて、ひとりでぶつぶつ言って、官能小説書いてましたね」 「わたしの彼氏はタカシ。すごーくかっこいいんだ。それでいきなりセックスするの。風呂場で2人でシャワー浴びてると、いきなりあそこに入れられて。みゆきはおしっこしたいよっていうのに・・・。まだ処女ですよ。空想でしか書けない。そういう本ばかり読んでいたからかな」 「中学生の時に昭和のいるこいるさんを見て、「すごい!」って思って、すごく好きで。私にとっては神ですよ。「健康さえあれば死んでもいいよ」みたいなネタを普通に言うから。大好きです。私ひとりで寄席とかによく行くんですよ。ただ芸人とかはあまり考えてなくて、とにかく自分の考えていることを発表したいって思ってて。」 「友達がひとりもいなかったんですよ。ともだちの作り方もわからなかったし。周りにはどうやら怖い人とか話しかけづらいとか思われていたようで、本当は違うのに、本当はもっとフレンドリーに話せるのにって思っていろいろ考えていることを書きためていて。で、そういう自分を表現できるのはどこだろうと思って、舞台に出たいと思ったんです。」 「それで、書きためていたものを見せようと、いろいろ電話してネタ見せとかにも行ったんですね。でも、やっぱり基礎を学ばなきゃいけないなって思って、養成所みたいなところに入ったんです。それが18歳くらいですね。1年間通ってました。」 「はじめてのライブは自信がありましたよ。結構ウケたのを覚えています。最初は誰も私のことを知らないから、何をやっても大丈夫っていう感じだったんですね。」

(なぜ天使の格好しながらやるんですか?)

「私服で舞台に立っていてもつまんないから、ネタをどうやったらおもしろくみせられるかを考えたんです。良いものと悪いもの、両方混ぜ合わせたらブラックなネタができると思って。赤い花は自分で塗って、天使の羽は東急ハンズで買ってきてつくりました」

(ネタを考えるときは)

「とにかくテンションを下げるんですね。部屋も真っ暗にして、音楽も『悲愴』とかをかけて、昔の嫌な思い出とかを思い出しながら、部屋の隅っこにうずくまったりして。 もうとにかくどんどん暗くなっていって、擬似的な鬱になるんです。で、その状態でネタを考えだすんです。まあ、そうやってできるネタですから、ちょっと変わってるって言われた方がうれしいですよね」 「(人前で)しゃべったあとは鬱になります。元気の後は鬱になるんです。やっていけてるのも薬のおかげですね。不安な時に飲むんです。効かないけど、いっぱい飲むと効く」 「きょうも帰ったら絶対鬱になりますよ。なんかつまんなそうな顔して聞いてたなあ、ちきしょうって」 「あんまり他の芸人さんとのつきあいってないんですよね。でも最近は、周りの芸人さんたちが保護者みたいになってくれてます。ユリオカ超特Qさんとは仲がいいんですけど、「体、大丈夫か?」とか心配してくれるし。あと、村田渚さんとかも「お前、死んでないか?」とか「がんばって生きるんだよ!」とか励ましてくれます。」

註)村田渚は、2006年11月12日、東京都品川区の自宅マンションで倒れていた所を発見される。発見時、既に息を引き取っていた。所属事務所によると数日前より松丘など周囲に頭痛などの体調不良を訴えていたが、検死により11日未明にクモ膜下出血のため急逝していた事が判明。まだ35歳の若さだった。ちなみに、彼の生没年はカンニング中島忠幸と同じである(Wikipediaより)。

「テレビでは『マサコ』ネタ以外はできないの。誰かが不幸になるから。誰かが死ぬから。」 「前はネタ見せとかも全然受からなかったのに、「個人的には好きなんだけどね」ってみんなに言われてたんですよ。みんな個人的に好きなら出せよって思ってたんだけど」 「あんな白いの着て、マラカス振って、「ヒットエンドラン」とか言ってたんだ、私。大体マサコって誰? こういう人間、大っ嫌い。面白くないもん。支離滅裂じゃんかって、すごい客観的に見てます。」 「声出して笑う笑いって好きじゃないんです。そこで笑ってくれなくていい。わたしのは声出して笑うものじゃないし。10人に1人がなんかひっかかってくれればいい。あいつ不思議だったなって」 「上から見下ろすのって、好きなんですよ。歯科助手になったのも人の歯を上から見るのが好きだったから。見下ろせるんですよ。寝てる人と自分の位置関係が大好き」