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独身貴族

昨夜のフジテレビのドラマ『独身貴族』第8話を見た。

とても面白かったので、忘れないうちに書いておく。

北川景子演じる春野ゆきという新人脚本家が、映画製作会社の社長(草なぎ剛)と専務(伊藤英明)の間で翻弄されるというのが基本パターン。ある意味ベタなストーリーで、落ち(結末)も最初から見えているのだが、テンポがよく演出もツボを押さえているので、つい引き込まれてしまう。

特に北川景子の演技がいい。映画のスポンサーに好き勝手な注文をつけられ、自分への好意から映画化を推進する専務との板挟みになって苦悩し、夜中に会社で一人思わず泣いてしまうところ。その姿を社長に見られ、慌てて涙を隠しながら健気に振る舞うところ。

今回はここが特に素晴らしかった。それ以外にも、随所に見せる表情がいちいち的確で、まったく嫌味がなく自然に見れる。

・・・と思ったので、ネットで評判を調べてみたら、意外と辛口な意見も多かったので驚いた。

こんなことを書くと身も蓋もないが、結局のところ、「北川景子が美人過ぎて感情移入できない」という女性視聴者(草なぎファン多し?)の意見が反映されているような気がした。

北川景子自身もブログで、

ゆきが二人の男性を振り回したり、天秤にかけたり、という悪女に見えないようにするにはどう演じるべきか、というのがこのところの私の最大のテーマで、毎日頭を抱えています。

と書いているから、演技には相当神経を使っているのだろう。

でも、今のところ、少なくとも自分には、北川景子の演技はとても魅力的に映っている。