斉藤紳士さんが安岡章太郎の「陰気な愉しみ」が面白いと言っていたのでそれの入っている文庫(「質屋の女房」)を借りる。「私小説ハンドブック」(秋山駿・勝又浩 私小説研究会編)も。
元々その図書館に行ったのは、清水翔太の昨年に出た最新作「HOPE」のCDがそこにあるのを知って借りに行くためだった。都内の他のどこでも入っていないか入っていても貸し出し中になっている。
清水翔太と言えば、芸能界の暴露系ユーチューバーのHという男が清水の悪行を暴露するなどと脅しめいたことを喚いているが、そんなのは音楽の良し悪しとは何の関係もない。チャーリー・パーカーもチェット・ベイカーもろくでもない奴だった。ジェームス・ブラウンはパトカーで追いかけてきた警官たちと銃撃戦をしている。
ついでに、CDの棚に並んでいた山下達郎「ポケット・ミュージック」も借りる。山下達郎の作品はサブスク化されていないので配信サイトでは聴けない。大瀧詠一も最近サブスク化されたので時間の問題かもしれない。
「ポケット・ミュージック」はリアルタイムでカセットテープを買った。CDは持っていないので手元のiPodには入っていない。表題曲はじめどの曲も素晴らしく、山下達郎のアルバムで一番好きかもしれない。
図書館の帰り、新しくできたうなぎ屋で860円のうな重をテイクアウトする。朝電車で高峰秀子「私の梅原龍三郎」を読んでいたら食べたくなった。味はまあまあ。