INSTANT KARMA

We All Shine On

Non Patient Lady

午前中は録画した映画『永遠の人』を見る。木下恵介監督の独自のセンスのフラメンコと、安部慎一の漫画の登場人物を思わせる仲代達也の眼と、高峰秀子の石のような女の演技に魅入られてラストまで目が離せなかった。

初夏のような陽気になった午後、息子と二人で日暮里のギャラリーでやっているアピチャッポンの展示を見に行く。

numero.jp

そのまま上野まで歩いて息子と別れ、東京タワーでやっている高峰秀子生誕100年記念  大特別展を見に行く。

www.takamine-hideko.jp

外国人観光客でゴッタ返すタワーの入り口を抜けた奥の一角にひっそりと、この国と二十世紀を代表する大女優の人生が、この上ない愛情をもって展示されていた。

細部にまで愛が感じられる空間を半ば貸し切りのように小一時間堪能する。

販売コーナーではハンドタオルと『忍ばずの女』(中公文庫)を購入。2000円以上になったのでトートバッグもつけてくれた。レジの女の子がめちゃくちゃ可愛かった。女優の卵?

帰り道は涙が溢れて困った。至福の一日であった。