INSTANT KARMA

We All Shine On

無気力

まだデビュー前のアイドルグループ「ラフ×ラフ(rough×laugh)」の記事が読みたくて30年ぶりくらいに週刊プレイボーイを購入。

推しの”はるるん”こと永松波留さんがセンターで今までで一番いい表情で映っていた。

同号に掲載されている佐久間Pのインタビューによれば、面接のときに緊張して何もしゃべれず下を向いてずっと泣いているのを見てスタッフ全員が落とそうとしたのだが、佐久間Pの判断で残すことにしたのだという。

後日、大物クリエイターから佐久間に「あの子は誰?」と連絡が来て、「いい事務所に頼んで仕込んだんじゃないの?」と言われたとか。

振付師の竹中夏海は「永松さんが見つかっただけでもラッキーですよね」と言っていたらしい。

永松さんのことばっかりで申し訳ないが、他のメンバーにもそれぞれ魅力があるのでまた改めて書いていくつもり。

バラエティーアイドルを目指す(?)だけあって、大喜利挑戦の「こんなデビュー曲のタイトルは嫌だ」の回答のレベルが高かった(今日のブログのタイトルはその中でも一番気に入ったやつ)。

 

それはそれとして、久しぶりに読む「週プレ」はなかなか面白い記事が色々載っていて色々な発見があった。

リリーフランキーの人生相談」では、慢性骨髄性白血病を患う49歳男性の「これからどう生きて行けばいいのか」という深刻な相談に対して、すべての発言がパンチラインで構成される芸術的な回答をしていた。曰く

「生きてる意味なんて生きてるうちには見つからない」

「入れ墨は入れてる人より消してる人のほうが怖い(入れるときと消すときの二回気合が必要だから)」

「パンクは真面目をこじらせた人の音楽だから、真面目じゃなきゃできない」

「病気になって真面目になってるのはいいことだけど、消極的になることと真面目になることは別」

「(古着屋をやるのが夢という相談者に)やりたいことや好きなことはどんどんやればいい。ただそこにコストをあまりかけないほうがいい。だから店を構えるよりネット販売の方がいい」

「やりたいことやって死ぬのも辛抱して死ぬのも結局は一緒。燃やされたら入れ墨も巨乳も残らない」

すげえ名言のオンパレード。

それでびっくりしたのが、

「ムツゴロウさんの最後のどうぶつ回顧録

一体どんなものが読めるのかと震える手で頁を捲る。

そこには、東大医学部卒で鬼もビビる雀豪の畑正憲の鋭く明晰なエッセイの文体は影も形もなく、完全に支離滅裂なポエム。何が現実で何が妄想なのかも判然としない、主語と述語が溶けあったような恐るべき文学世界が展開されていた。

タイトルは、「惑乱。街吹く風」

震えが収まらないまま目次に戻ると、

坂本慎太郎の街歩き投資ラボ」の文字が目に飛び込んできた。

あまりにも刺激の強い文字のインパクトに頭脳がしばし停止。

そこでは<坂本慎太郎氏>が腕を組んで「意外なグローバル企業キッコーマン」の株価チャートを分析していたのであった。

このほかにも目を引く記事満載なのだが、もはやメンタルキャパオーバー。

人生、まだ終われない。