地上波テレビの出演は、正直それほど見る気がしないのだが、半ば鳥居ウォッチャーとしての義務感から録画したものをチェックした。
噂の低視聴率バラエティ「明石家さんちゃんねる」では、事務所イチ押しの若手芸人のネタを並べて見るという、例によって例の如し、もう何回目だよ！ というほどのお決まりのパターン。エドはるみがもはや定番タレントとして独立のコーナーに出演しているのとはやはり扱いが違う。
例によって「嫁と姑」などのネタをやったあと、さんまその他とフリートーク。さんまは早速工藤静香に振って、工藤が鳥居の要領を得ない答えに軽くキレて、鳥居が恐縮、小島がフォローに回るというパターン。
さんまは、たけしと同様下手に弄って火傷するのを嫌がり、終始引き気味の受け答え。全体的には可もなく不可もなく、だったが、番組中最も目立っていたのは間違いない。鳥居で視聴率を稼ごうとでも思ったのだろうか。
そして、なんとＮＨＫ教育、しかも夕方6時台の子ども番組に登場したのが「天才てれびＭＡＸ」。「鳥居さんの大ファンなんです」という子どもが突撃インタビューするという短時間の企画だったが、番組制作側に熱心なファンがいるとみた。鳥居ちゃんは、他の番組では見せないお姉さんキャラで、支離滅裂度もかなり分かりやすく薄めていた。台本とはいえ、器用に演じ分けるあたり、さすがに頭の良さを感じる。「将来有望ですね！」とか「助けてあげたのに〜」なんて萌えるセリフが聞けただけでも満足。
・・・しかし、これを読んでもおわかりのとおり、番組の感想を事細かに述べる気力はもはや失われている。鳥居ちゃんへの関心は薄れていないのだが、ことテレビで見せる鳥居ちゃんの「芸」にはもうあまり関心がない。来週は「むちゃぶり！」で鼻フックもするみたいだが、それほど見たいとも思わない。
僕の関心は、いまや来週の「社交辞令でハイタッチ」のみに向けられている。ここで見せてくれる鳥居みゆきの姿が、僕にとっての鳥居みゆきだ。たとえそれがどんな姿であろうとも。
