War Is Over

 if you want it

さこうじゅを樹木の名前だと思っていた

義母が中等度のアルツハイマー症と診断された。数年前から認知が覚束なくなってきているという自覚はあったようだし、傍から見ていてもそうだったのだが、コロナ禍で人と接する機会がなくなり進行が早まったものと思われる。つい先月、四回目のワクチン接種のために妻が実家に行って付き添った際にはまだ朝食も普通に作れたのが、今月に行ってみると、炊飯器のご飯が古くなっていたり同じ食材を買い溜めしたのが冷蔵庫に大量に入っていたりと、これまでには考えられない明らかに異常な兆候が見られたので、病院で正式な診断を受けた次第。医者からはもう独居は難しいと言われたという。

義母は、我々が結婚した年に亡くなった義父がいなくなってからもう二十年以上独居を続けていた。当初は友達と山登りに行ったり海外旅行に行ったり、結核手術後に数十年間自宅療養を続けていた義父の看護から解放されたかのように伸び伸びと暮らしていた。様子がだんだん心配になりだしたのは、毎日のように泳ぎに行っていた近所のスポーツセンターが閉鎖された5,6年前くらいからだろうか。今度のコロナ禍のために2年くらいは実家とこっちとの移動もできなくなって、久しぶりに来た時にはかなり道に迷ったと言っていたから、その頃にはすでに始まっていたと思う。

介護認定の結果が出るのが1,2か月後で(たぶん要介護1か2のどちらかになりそう)、デイサービスや訪問診療などの介護を受けながら施設入所(特養)につなげるまでの間が大変になりそうだ。

義母のことは妻が中心になって動くしかないが、こちらの母親も、父が二年前に亡くなり、独居もそろそろ限界になってきている。こちらの家で一緒に暮らすことは物理的にも無理なので、独立して動ける今のうちに〈サコウジュ〉に入りたいというのが本人の希望のようだ。この週末にその辺の話をしに実家に行ってくる。

夫婦とも一人っ子なので介護問題が一度に押し寄せるとどうにもならなくなる。

どうにかこうにか乗り越えていくしかない。