訳詞
イーグルスの歌うラブソングは常にロックと自分たちの関係性に対するアイロニカルなダブル・ミーニングを含んでいる。 代表的なのが「1969年のスピリット(酒)はもう失われてしまった」と語る「ホテル・カリフォルニア」だが、別れた恋人への想いをしみじみ…
なんとなく敬虔な気持ちになる日にはこれ 若かりし頃、黒人奴隷貿易に関わったジョン・ニュートンという牧師が、深い悔恨と感謝の念を込めて書いた歌詞 親鸞の「歎異抄」を思わせる――すぐれた善人ですら救われるのだから 私のような悪人を神が救ってくださら…
これも「川」というタイトルのスプリングスティーンの名曲。 川は悲しい歌を喚起するのだろうか。 The River / Bruce Springsteen 俺は谷からやって来た 俺たちの若い頃は 親父たちと同じようなやり方で育てられたものだ 俺とメアリーはハイスクールで出会っ…
プリンスがカバーしたジョーン・オズボーンJoan Osborneのヒット曲だが、いろんな人にいろんなところで歌われていて、もはやスタンダード・ナンバー化したといってよい。 カトリック信者からすれば冒涜的な歌詞なのかもしれない。でも単にそれだけの歌ならこ…
英国ポップソング史上最高級のメロディーラインを持つこの曲は日本でも愛好者が多い。 ポップな旋律に乗せて、ユーモアやペーソスというには重い言葉が綴られていて、実は人生について大真面目に考察した歌だという気がしている。 youtu.be Alone Again (nat…
「働いたら負けかなと思っている」引きこもりの教祖モリッシー。こんなにも雄弁な代弁者を持てた80年代の英国青年たちはある意味幸せだったのかもしれないね。 youtu.be Heaven Knows I'm Miserable Now / The Smiths 始終酔っ払ってた頃の僕は幸せ者だった …
こんな月曜日にはなんとなく共感してしまうこの曲ですが、サラリーマンや学生の歌ではなくて2号さんの歌だということを知ったときはなんか可笑しかった(ベクトルが逆ってこと)。 youtu.be Rainy Days and Mondays / Carpenters 独り言をつぶやいて自分も…
昔、渋谷陽一のラジオ(日立ミュージック&ミュージック)で「夏の終わりに聞きたい曲特集」というのをやっていて、クール&ザ・ギャングの Summer Madness とかジャニス・ジョップリンの Summertime とかサンタナの Black Magic Woman とかヘレン・メリルの…
アメリカ人にありがちな自己肯定ソング、自己応援歌は、時に自己陶酔的でウザいが、人生の中でそんなメッセージが必要な時もある。 シナトラのMy Wayと並んで、この2曲は決定版であり、究極、至高。 The Greatest Love of All / George Benson sung by Whit…
「先輩! 私とつきあってください」 「いつまで?」 カーペンターズでもう1曲。ただのグルーピーの歌なんだけど、カレンが歌うと高貴な悲哀みたいなものを感じさせるから不思議。 Superstar Written by Leon Russell ずっと昔 そうはるか昔のこと 私はあな…
妻が夫に言った。 「昨夜、あなたが寝た後であなたのズボンのポケットの穴、つくろっておいてあげたわよ。私って気のきく可愛い妻でしょ?」 「ありがとう。でも、どうして穴があいてるのが判ったんだい?」 カーペンターズの中で一番好きなのがレオン・ラッ…
今夜はブルース・スプリングスティーン Bruce Springsteenの『涙のサンダーロード Thunder Road』の歌詞(拙訳)を紹介します。 アメリカを代表するロックンロールアルバム『明日なき暴走』の冒頭を飾る不朽のナンバー。 高校時代の心の歌でした。 メアリー…
気まぐれに自分の好きな曲やなんかについてタラタラ書いていくというコーナーを新たに設けます。 今日は、カナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェル Joni Mitchellの『ブルー Blue』というアルバムから、 A Case of Youという曲の訳詞(拙訳)を…