War Is Over

 if you want it

お笑い関係

Man's Sign

吉田豪つながりで、浅草キッド「お笑い男の星座」を随分久々に読み返した。 直接吉田豪の名前は出てこないが、プロレス関係やらガッツ石松やら梶原一騎やら関連するワードが頻出し、お互いの書物を補完的に読むことで奥行きと立体感が生まれる。 この本は浅…

木村雄二年譜(暫定版)

木村一八「父・横山やすし伝説」の巻末年表、Wikipediaの記述、小林信彦「天才伝説横山やすし」の記載を元に作成。 1944年(昭和19年)0歳 3月18日、高知県幡多郡広瀬島村(現在の宿毛市沖の島)に誕生。父・庄吉、母・輝子。父は大阪府堺市在住で、出生届は…

まいど

『父・横山やすし伝説』(木村一八著、宝島社、2018年)を読む。 「破天荒なイメージとは逆に本人は気の弱い人間だった」というよく知る人たちの証言を裏付けるかのようなエピソードが並ぶ…のかと思いきや、学校帰りの一八を連れて突然アメリカに飛行機を買…

『横山やすし』(データハウス、1986年)

コンプラが厳しくなって過激なことを書きにくくなる一方の時流に抗う手段の一つとして、例えば吉田豪が用いているのは、 「他人の発言を評するというかたちで過激な発言を引用する」 というテクニックである。 その手法が最大限に効果を発揮しているものの一…

事件が起きない僕の人生はどうやらまちがっている

上田晋也「経験 この10年くらいのこと」と岩井勇気「僕の人生には事件が起きない」を立て続けに読んだ。両書とも余りの面白さに圧倒された。 一昨年に、芥川賞受賞作を順番に呼んでいてウンザリしていたところに西村賢太の私小説を読んでその面白さに衝撃を…

No Knockin' On Heaven's Door

戸田学『上岡龍太郎 話芸一代』(青土社、2013年)を読んだ。 上岡龍太郎を初めて見たのは「ノックは無用」か何かのトーク番組だった。 えげつない下ネタ(ラブホテルに連れて行った女に仰向けになった顔の上を跨がせるというような)を涼しい顔で冷静な口調…

大三

宇多田ヒカルさんが「寂しさや辛さは、乗り越えなければならない山ではない。それも一つの心象風景だ」と言っていたが、本当にそうだなと感じる。無理に寂しさを埋める必要はないし、辛いことを無理に解決する必要もない。そこに善悪も存在しない。『ただそ…

お笑い帝国盛衰記

エムカク「明石家さんまヒストリー2」を買いに新宿の大型書店に行ったら在庫切れだった。仕方がないので電子書籍を購入。 「ヒストリー2」は東京で人気者になった後の話なので、「1」ほど興味深い話は少ない。「ひょうきん族」は、それまで毎週見ていたド…

頼れるAceはUnderthrow

エムカク氏の「明石家さんまヒストリー」を読んでいて、子供時代を大阪で過ごした自分がリアルタイムで見ていたさんまのことを思い出していた。 記憶に残っているのは、なんば花月かどこかの演芸中継番組で漫談をやっているのをテレビで見たのがたぶん一番古…

山田順三年譜

1975年(昭和50年) 4月10日、兵庫県で出生。出身は同県三木市緑が丘町。三人兄弟の二男で、兄と弟がいた。父は地方公務員で神戸税関に勤務。他の子供が見ているようなTV番組を見たりゲームするのを禁じられるなど、厳格な躾の下で育つ。 1980年(昭和55年)…

L'histoire de Samma Akashiya Ⅰ

昨日偶々寄ったブックオフでエムカク「明石家さんまヒストリー1」を買う。水道橋博士のメルマガに連載されていたのを以前読んでいた。昔のメルマガをメールボックスから取り出して再読すると、書籍化されたのは膨大な連載記事で綴られた年表の一部でしかな…

山田順三(2)

山田ルイ53世(こと山田順三)「一発屋芸人の不本意な日常」を読む。 ”自ら〈負け人生〉と語る日々をコミカルに綴った、切なくも笑える渾身のエッセイ。” 元・一発屋芸人による自虐ネタ語りは、部分的には従来からよくあるパターンだと思うが、ここまで執…

山田順三

漫才コンビ〈髭男爵〉の山田ルイ53世こと山田順三の書いた「ヒキコモリ漂流記」という本を読んだ。「完全版」と謳われた文庫の方ではなく、2015年に出た単行本の方をkindleで買って読んだ。 一読して唸った。これは、立派な私小説ではないか。 小学生の頃は…

パパが貴族

吉田豪とのYouTubeの対談を見て興味を持ち、山田ルイ53世の「パパが貴族」という本を読んでみた。 非常に面白かった。文体に明らかな西村賢太の影響を感じた。 西村は山田と2021年5月20日(木)に「週刊SPA!」の企画で対談している。このときのことを西村は…

コメディアンでありブラック・ミュージック愛好者であった一流の人物の死に想う

FM東京の「サンデー・ソングブック」の中で山下達郎が志村けんについて「決して文化人になろうとしなかった点を尊敬する」と追悼の言葉を述べていた。 僕は小学生の頃は「8時だよ全員集合」、中高生は「俺たちひょうきん族」、大学以降は「ごっつええ感じ…

天才はあきらめた

今日は本屋で見つけたこの本を読んだ。 解説をオードリー若林が書いている。 テレビもラジオも縁遠くなっている自分は、山里亮太について余りよく知らないのだが、この本を読む限り、若林も解説で指摘している通り、タイトルとは違って彼は「天才」である。 …

面白かったので引用

子供も大人も「夢を持つ」というのがいいこととされているけど、夢を持つ(理想を追い求める)というのは、反面、目の前の現実を見ていない(見ることを避けている)ということでもあるんだよね。 タモリは分かってる人だと思う。 10日放送の「ヨルタモリ」…

27時間テレビ

例によってフジテレビが毎年恒例の「27時間テレビ」なるものを行った。 今回はほとんど見ていないので何の感想もない。 フジテレビというのは公共の電波を無駄遣いさせたら右に出るものがいない。 巧妙な政治的プロパガンダを放送されるよりはまだマシだが…

たけしと石橋

ビートたけしさんと、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明さんが初共演した新バラエティー番組「日曜ゴールデンで何やってんだテレビ」(TBS系)の初回が21日、放送され、平均視聴率は8.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。 初回を見てみたが、…

クイック・ジャパン ダウンタウンをやっつけろ

Quick Japan No.104のダウンタウン特集号を買う。 「ダウンタウンをやっつけろ」と謳っているくせに、ダウンタウンへの賛美一色の気持ちの悪い内容だった。 かろうじて吉田豪がジャブを繰り出していた程度。 ダウンタウンの普及した笑いには確かに功罪がある…

27時間テレビ

週末はなんとはなしにフジテレビの27時間テレビをだらだら見てしまった。 せっかくなので雑感をメモしておく。 今年は「笑っていいとも」30周年を記念してタモリが総合司会だったが、昭和20年生まれでもう62歳になる彼の体力が持つのか、途中で倒れたりしな…

大日本人

『大日本人』がBSでやっていたので録画したのを、ようやく見た。 失敗作としてずいぶん酷評されているのは知っていたが、思ったほど悪くなかった。むしろ前半のフェイクドキュメンタリーの部分は好きだ。 他方、つまらないという意見も十分に理解できる。わ…

キッドのもと

去年発売された、ビートたけしの弟子である漫才コンビ浅草キッドによる著書『キッドのもと』をようやく読了。 世の中にこんないい本があったのかと思うほど感動した。 水道橋博士の文章の巧さは何冊も読んで知っていたが、相棒の玉袋筋太郎の文章がこれまた…

It’s a thin line between パクリand引用

助言 ラングストン・ヒューズ/木島始 訳 みんな、云っとくがな、 生れるってな、つらいし 死ぬってな、みすぼらしいよ─── んだから、掴まえろよ ちっとばかし 愛するってのを その間にな。 歌名:チェインギャング 歌手:ブルーハーツ 作詞:真島昌利 作曲…