INSTANT KARMA

We All Shine On

2016-01-01から1年間の記事一覧

ボクのお気持ち表明

俺は生まれた この時代に 自由の無い この時代に 自由が欲しくても 手が届かない 自分のものは この心だけ そうとも俺のものは心だけ 幸せがどういうものか 知りもしない 分からないよ 誰を責めるべきか 『Born in This Time』(映画『マンディンゴ』(1975…

現代思想「総特集プリンス 1958-2016」

書店で見つけて、若干の躊躇いの後に購入。 同誌のマイケル・ジャクソン追悼特集はむしろすすんで購入した(そして後悔した)のに、プリンスのものを買うのに抵抗感があったのは、まだ彼の死を現実のものとして受け入れたくないという心理が働いていたためで…

残り物に福

『噂の真相』一行情報 「この一行情報は『噂真』的には、特集記事、コラム記事、グラビア記事、とびらイラストにできなかった情報の残り物によってつくられてきた。残り物といっても、編集部としての情報の処理が難しかったものや、一行情報で十分に一本立ち…

悟っちゃった人

「悟っちゃったんですよ。分かっちゃったんですよ」とケンは言った。 「あらゆることが起こっていて、そのあらゆることが自分なんですよ。存在しているのはひとつだけなのに、まるで複数の物が存在しているみたいに現れてるってこと。でも実際にあるのはいつ…

不屈の棋士

話題の新書「不屈の棋士」(大川慎太郎、講談社現代新書)を読んだ。 プロ棋士とコンピューター将棋に関する本はこれまでいくつも出ているが、これは羽生、渡辺というトップ棋士を含む11人のプロ棋士(森内俊之、佐藤康光、糸谷哲郎などの元タイトルホルダー…

YES!

ネガティブな感情に翻弄されることなく、人生を意のままに手懐けたい。 表面的な癒しではなく、人生を根こそぎ変えてみたい。 カルマ清算を通じ、確実に人生を変化させたい。 偽物ではない、真の人生の悦びを手に入れたい。 本気で人生を豊かにしたい。 手軽…

コンビニ人間

村田沙耶香『コンビニ人間』が芥川賞。 読者にとっちゃどうでもいいのだが、作家にとっちゃ大事なことだろう。 少なくとも村田沙耶香はもうコンビニでバイトを続けることはできないと思われる。 そのことで思い出したのだが、ポケモンGOはすごくて、うつで…

暑中お見舞い申し上げます

夏川結衣さんを久しぶりに見た。妻が買った「海難1890」のDVDで。 かっこいい遊女の役がハマっていた。 自分が追いかけていないだけで、夏川さんは 2015年12月5日(土)公開 田中光敏監督「海難1890」 2016年3月12日(土)公開 山田洋次監督「家族はつら…

ホットロード 胃液

昨日の当ブログアクセスの検索結果が面白かったので。 ホットロード 52 胃液 19 ガウン 7 吐く 6 映画 5 和希 5 能年玲奈 3 感想 3 ネタバレ 3 かずき 3 ピンクのガウン 3 吐いた 2 和希のまなざし 2 ピンク 2 ほっとろーど 1 なぜ吐いている 1 母 1 なんで…

ジュテーム・モア・のん・プリュ

阿川佐和子と能年玲奈の対談記事が載っている『週刊文春』を購入して読む。 文春とレプロは係争中のため事務所とのトラブルについてのコメントはほとんどないが(朝ドラ中に財布の中に1円玉しか入っていなかったとか洗濯が間に合わなくて明日着ていく下着が…

ばんせん

このところ、主演ドラマ「家売るオンナ」のPRでバラエティー露出が目立つ、北川景子なのであった。 昨夜の「しゃべくり007」は録画して見た。 「生き急ぐ女優」エピソード炸裂で面白かった。 事あるごとに「嫁さんトーク」を強要されるDaigoとは違って新婚…

噂の真相 一行情報大全集

今はネットがあるのでこの手の情報は日々「まとめサイト」で出回っているが、ガセも多く確度は低いのに対して、『噂の真相』の岡留編集長は、「一行情報の正解率は95%」と豪語していた。そのくらいの自信がないと訴訟リスクに対応できないと。 今はウワシン…

コンビニ人間

どうやら私と白羽さんは、交尾をしないほうが人類にとって合理的らしい。やったことがない性交をするのは不気味で気が進まなかったので少しほっとした。私の遺伝子は、うっかりどこかに残さないように気を付けて寿命まで運んで、ちゃんと死ぬときに処分しよ…

読書会テープより

課題作品:中原昌也『心の始球式』(単行本『悲惨すぎる家なき子の死』収録作品) 司会(以下S):この作品は『文藝』2011年秋季号に発表されたものですが、短編の中でも小品で、作中人物も二人しか登場せず、著者の世界観が必要最小限の道具立ての中に収ま…

映画「FAKE」(森達也監督、2016年)感想(ネタバレ)

そろそろ感想を書いてもいい頃かなと思って。 これから見ようと思っている人で、ネタバレの嫌な人は読まない方がいいと思います。 すでにいろんな人がいろんな感想をいろんな所で述べているので、いまさら付け加えることもないという、前にも書いた覚えのあ…

ある女優の告白(最終回)

日本の有名な老大家から聞いたお話です。その方が中学3年生のとき、小田急線に乗っていると、座席に座っていた自分の前に、ある超大物映画女優が付き人も連れずに、突然現れたそうです。 びっくりした彼はすぐに席を立ち、 「どうぞ、おかけください。」 と…

ある女優の告白(14)

わたしのかつての恋人兼マネージャー兼芸能事務所社長のXは、その後作家に転身し、ベストセラー小説を連発していました。彼の原作小説は次々に映画化され、すべて大ヒット。カリスマ原作者の名をほしいままにしていました。 Xは生まれ育った地元のサッカーク…

ある女優の告白(13)

ウィリアム・シェイクスピア(人殺し1564年に生まれていろいろ1616あった年に死んだ作家)作『アントニーとクレオパトラ』の初演に向けての稽古は難航かつ激烈を極めました。 クレオパトラ役であるわたしは、当初アントニー役を務めることになっていた若手男…

ある女優の告白(12)

ミラーニューロン式仕事や金をひっぱるテクニック これは、ミラーニューロンの感覚が分かる人にとっては非常に有効で直接的なテクニックです。 1.まず、幽霊のように両手をダラーっとさせ、前に突き出す。 2.次に、空気をかき寄せながら胸の前まで両手を…

ある女優の告白(11)

ここからいよいよミラーニューロン式金銭引き寄せ術の肝(キモ)である、イメージトレーニングの巻に入ります。このやり方は、これまで門外不出とされてきたものであり、いまこれを読んでいる方々だけにお伝えする、確実に効果のある、とっておきのメソッド…

ある女優の告白(10)

忘れないでいただきたいのは、お金はあくまでも目的を達成するための手段であって、それ自体が目的ではないということです。いくら大金を稼ぎ、いくら蓄財しても、ただ贅沢に耽り生活を安楽に過ごす以外の目的を持っていないひとの人生は虚しいものです。 「…

ある女優の告白(9)

『アントニーとクレオパトラ』はシェイクスピア晩年の史劇の最高傑作と言われています。 『ロミオとジュリエット』が若者たちの純愛を描いた悲劇だとすれば、『アントニーとクレオパトラ』は酸いも甘いも味わい尽くした熟年カップルの世界史的スケールの悲劇…

サワコの朝

先週の土曜日の朝、『サワコの朝』というトーク番組にゲストで宮藤官九郎が出演した。 その際に『あまちゃん』の話になり、ダイジェストのビデオが流れたのだが、能年玲奈の出番だけが見事にカットされた奇妙な映像だった。 あまりにも不自然だったので、番…

ある女優の告白(8)

「森林保護運動の現場に身を置いていた時もある筆者は、いつしか厳然たる一つの結論を認めざるを得なくなっていった。つまり、現実世界がこれほど苛烈なのは、単に人間(ヒト)という一動物種の欠陥に因るのではなく、存在世界そのものがどこかその根本から…

ある女優の告白(7)

当然ながら、いちど日本の芸能界と縁を切ったわたしが戻ることのできる場所は国内にはありませんでした。 マスコミは海外のセレブが休暇で来日したような視点でわたしのことを取り上げるだけで、わたしが日本で女優として活動するつもりであるなどと考えるひ…

ある女優の告白(6)

わたしはイタリアに戻る飛行機をキャンセルし、こちらで古い友人に頼まれて仕事を引き受けることになったからもうしばらく日本にいる、とアントニオーニに嘘をつきました。 アントニオーニが次回作に取り掛かるまで他の仕事は入っていませんでした。 彼の作…

ある女優の告白(5)

およそ十年ぶりに訪れる実家の辺りの風景は、やっぱり奇妙なほど既視感を感じさせるものだな、と当たり前のことに今さら驚いたような反応を示す自分の心が不思議に感じられました。 年齢を訊かれた時に25歳と答えそうになる癖が付いてから半年以上が経ち、…

ある女優の告白(4)

「例えば身体の、あらゆる部位が独自に意志を持って同時に機能し始めたとする。それぞれが別の生き物になり、好き勝手なことを始める…両方の目がそれぞれ違う方向を見たり、すべての指がバラバラに動いたりと、主体としての自分が解体され、分散された感覚と…

閑話休題

なんでこんなクソつまらなく且つ気持ちの悪い小説もどきの文章を書き連ねているかというと 1、ヒマだから(半分嘘で半分本当) 2、現実逃避(本当) 3、アクセス数を限りなく下げたいから(だったらブログなんか書くなよ) 4、能年玲奈への言及目当てで…

ある女優の告白(3)

ほんの数分のうちに、一生が決まるとまではいわなくとも、少なくとも人生が進む大体の方向が決まることがあります。 お仕事でローマに行く機会があり、郊外にある小さな教会を訪ねたときのことです。 それはわたしがローマの観光名所や遺跡を巡り、地元のお…