INSTANT KARMA

We All Shine On

2023-01-01から1年間の記事一覧

踊る池田大作戦

中原昌也の退院を知る。よかった。 自分もまだ生きようと思える。 世界が異常なもの、基地外じみたものになっている、という感覚は、トランプが米大統領になった頃から持っていたのだが、最近それが加速度的になってきている気がしてしょうがない。今までノ…

一作曲者の日乗

先日、二瓶哲也『それだけの理由で』を読んでの感想に、 西村賢太という存在が失われて、もう小説というものには縁が切れたかな、と思いかけていたところだったが、まだ二瓶哲也という作家がいてくれた、と思えたことがうれしい。 と書いたが、今度はうれし…

Beatles and Me

若い連中がビートルズを好きなのは、彼らがいつもしたいことをして、誰に対しても勝手気ままにふるまっているからだ。だから若い奴らは彼らが好きなんだ―彼らはやりたいことをやってるからさ。若い奴らにはそれがわかってるんだ シド・バレット 青盤 1967-19…

A Stitch in Crime

ゆで卵を右手に持って現場に登場するコロンボ 今CSで『刑事コロンボ』シリーズを放映しているのを知って、録画を始めた。 コロンボ・シリーズがNHKで放映されていたのは1970年代で、リアルタイムで見ていた記憶はなく、むしろその後に民放で水曜ロードショ…

So Where Is The HQ ?

私とビートルズ

いかにしてビートルズは、常に時代の最先端を行く独創性を追求しながら、同時に大衆からの大きな支持を得ることができたのか。当時は彼ら以外のほとんど誰もが、その両者は互いに相反すると考えていた。また、いかにして(そして、なぜ)彼らは自分たちのう…

それだけの理由で

『文學界』3月号に掲載されていた二瓶哲也『それだけの理由で』を読んだ。 いや~、今年文芸誌で読んだ小説でナンバーワンだったかも。 主人公がどことなく西村賢太の小説の「北町貫多」を思わせる五十男で、老人施設のデイケアの送迎運転手をしていて、毎日…

ビートルズと私

ビートルズは自分たちのやったことにレッテルを貼ったり、特定のカテゴリーにはめ込んだりすることをはっきりと拒否していた。だから彼らのことを究極のロック・バンドと呼んでも、究極のポップ・グループと呼んでも、あるいはもっと別の呼び方をしても構わ…

ぼくとビートルズ

時として、この世にはまさに究極と言えるものが生み出されることがある。 そう言い切ることに何の不安もないし、わざと大げさな言い方をしているつもりもない。なぜなら、それこそがザ・ビートルズだからである。 彼らが我々の目の前に登場してから五十数年…

ビートルズとぼく

ザ・ビートルズの『赤盤』、『青盤』として知られる有名なベスト盤が、本日付けでリリースされた。サブスクで聴くことができる。 ビートルズが解散したのはぼくの生まれた年で、53年経っても、リミックスを施した新たな音源がリリースされ続け、全く古びるこ…

雑談β 呟きα

ニュースで見たG-Dragon(ジヨン from BIGBANG)を見て思わず斎藤幸平教授を思い出してしまったのは罪? よく見たら全く似てないので写真は載せないけれども。 朝いつも8時から見ていた「BS世界のニュース」が総合の10時に移動してしまってから、そっちは録…

भारत

『インドとビートルズ: シタール、ドラッグ&メディテーション』(アジョイ・ボース、青土社、2022年) タイトルに惹かれて読んでみたのだが、ゴメン、ハッキリ言ってこの本は全然ダメ。 まだ読んでない方で、ビートルズとインドに興味のある方、これは読まな…

Instamatic Karma

『ジョン・レノン ロスト・ウィークエンド Instamatic Karma』(メイ・パン、 河出書房新社、2008年) この本も絶版のようで、古本屋では高値で取引されている。ジョン・レノンの本ですら書店で買えないようでは、出版業界の衰退もやむを得ない。 メイ・パン…

You Say Yes, I Say No

『ビートルズシークレット・ヒストリー まるで今ビートルズがここにいるみたい』(アリステア・テイラー、プロデュースセンター出版局、2003年) 『ジョン・レノンに恋して』(シンシア・レノン、河出書房新社、2007年) どちらも書店では入手できず高値がつ…

End the genocide. End the occupation. End apartheid.

Here at the largest protest in Washington DC for Palestine in the history of the United States. We refuse to be intimidated. We refuse to be silent. End the genocide. End the occupation. End apartheid. Impressive scene from Freedom Plaza i…

よかった。

はるるん(永松波留@ラフ×ラフ)が、ずっとやってほしかった「歌ってみた」動画をようやくやってくれた。 youtube.com youtu.be 敢えてここまで封印していた気がするのは、思うところがあったのだろうか。 youtube.com youtu.be 選曲もアイドルソングではな…

No One I Think Is In My Tree

ジョンとポールがチームを組んだことが、どれだけ世界のためになったのかということは何度も何十度も考えてみるべきだろう。1970年に別れてしまったけれど、あれだけの作品を残してくれたということには感謝しなければならない。 もしジョンとポールが組んで…

NOW AND THEN

youtu.be Now And Then / John Lennon The Beatles version by John, Paul, George and Ringo 「ナウ・アンド・ゼン」は、ジョン・レノンが書き、歌い、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターが練り上げ、40年以上経ってようやくポー…

JJJ

じぇじぇじぇ 東山紀之が社長就任を辞退し、のん(能年玲奈)のエージェント契約を手掛けてきた「スピーディ」の福田淳社長が元ジャニーズ事務所の社長(?)に就任するという報道が昨日からなされている。 それってどうなの? というのが率直な第一印象。 …

ハトリス

NIZIUの韓国デビュー曲「HEARTRIS」の再生回数が20時間で570万回を超えている。 これがどの程度すごいのかよく分からないが、今後のチャートアクションにも期待できそうだ。 とてもよくできた楽曲とMVになっている。 初期のTWICEのガールポップを彷彿とさせ…

Shanti Shanti

最近全身像をよく見るが、何を着ても映えるのんさん とにかくスタイルが良い どことなく日本人離れしたところもあり 造形美としかいいようのない佇まい モデル一本でやっても引っ張りだこ これで音楽もやって絵も描いて映画も撮ってしかも主演女優 自ら社長…

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「あのさ、みさ、オーディションに受かるのをダラダラ待てるほど余裕ないんだよ。まだバイトできないから、今のうちに制服シスターズとか撮影会とか出て仕事しないと、やばいんだよ、みさ勉強とかしてる場合じゃないの。この仕事していれば水着の仕事ぐらい…

Incredible scenes in Central London

The disparity between political will and the people's will in the UK is truly astonishing. Today, all of London stands in solidarity with Palestine. Thousands are marching for Palestine in London London’s protest for Palestine today is jus…

Workin' Soft

またミュージシャンの訃報。 19日のステージで倒れ、そのまま搬送されて帰らぬ人なってしまったという。 そんなに聴いていたバンドではないけれど、哀悼の意を捧げます。 昨日書いた山崎まさよしも、ステージに立つのが辛い状態だったのでああなってしまっ…

One More Chance

現在、弾き語りライブツアー『YAMAZAKI MASAYOSHI ONE KNIGHT STAND TOUR ’97』からはじまり、今回で、節目となる10回目を開催している、歌手の山崎まさよし(51)が、10月21日(土)茨城県水戸市民会館グロービスホールで行ったライブが物議を醸(かも)し…

Good Day for Fireflies

小谷野敦小説集『蛍日和』(幻戯書房、2023年)を読んだ。 表題作中の「蛍」とは、作者が結婚した21歳年下の女性(当時23歳)の名前である。 小谷野の私小説は、童貞の悶々とした性欲、片思い女性へのストーカー的な恋慕、鬱屈した性欲の出口を求めての風俗…

Ending Bell

佐藤愛子が90歳で書いた最後の小説という『晩鐘』を読んだ。 図書館で何気なく本棚を眺めているときに、ふと手に取って読みたくなった。 佐藤愛子といえば、心霊関係に凝って江原氏や美輪氏とつきあっていて90歳過ぎて何がめでたいとふんぞりかえっているお…

Beautiful Planet

「お前は偶然というものを信じるかね」と聡明な父親は言った。 「偶然という言葉は、人間が自分の無知を糊塗しようとして、尤もらしく見せかけるために作った言葉だよ。 偶然とは、人間どもの理解を超えた高い必然が、普段は厚いマントに身を隠しているのに…

さらばプレアデス

谷村新司と言えば金曜日のヤンタン。 「青春残酷物語」を弾き語りしようとしてできなかった日のことを思い出す。 「秋止符」の歌詞の意味が分からずに、近所の綺麗な姉ちゃんに小馬鹿にされたのを思い出す。 青春出版社の「天才・秀才・ばか」は青春のバイブ…

A moment of silence for the souls of the victims of air strikes in the Gaza Strip